結婚式にお呼ばれしたら嬉しいものですが、「何を着ていこうかしら?」と悩みも同時に出てくるのは、みなさん同じようです。また、着ていく洋服よりも心配なのが履いていく靴だという人も多いのです。
今日は、そんなママのお悩みにお答えしたいと思い、履いていく靴についてお話をしていきたいと思います。そして、実は意外と多い「知られていないマナー」についてもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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結婚式と靴のマナー

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自分たちが子どもの頃から大人が言っていたマナーや良識の言葉って靴にまつわるものもありましたよね。靴をきちんと並べないと品が悪いとか、靴のかかとを踏んでいる人には「だらしない」といったように靴は履いている人の人間性を評価する対象とされていることも多いのです。
その代わり…
- 靴がきれいに磨かれている人は仕事ができる人
- 靴がおしゃれな人は人に対してもマメで優しい人
- 高級な服を着ていなくても靴(足もと)がきちんとしている人は信用が出来る人
- Tシャツにデニムなどラフな服装でも靴のセンスがいい人は、おしゃれに関して本物のセンスがある人 等など…
素敵な評価もたくさんあります。それだけ足元は、その人の人間性が表されるといったところでしょうか。
結婚式には華やかなパンプス

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シンデレラの靴を思い出す画像では、シルバーが輝いています。このようにシルバー系のグレーなどのパンプスが結婚式での靴のマナーとしても人気の高い種類であり、高感度の高い色となっています。
でしゃばりすぎずに、輝く姿が男性にとっては理想的に見えることも理由の1つではないかと思いますが、せっかくのお祝いの席ですので結婚式は不快な思いを周囲にさせないようにして出席をしたいですね。
では、パンプスなら何でもいいの?という声が聞こえてきそうですので、さっそく解決していきたいと思います。理由を1つ1つ見ていくと思わず納得してしまう人も多いでしょう。
結婚式にふさわしいパンプス選び
では、どうしたら結婚式にぴったりのパンプスを選べばいいのでしょうか? 目安として結婚式との相性も併せて、まとめてみましたので参考にしてくださいね。
- シルバーorゴールドなどの輝くパンプス
- パステルカラーのストラップ付パンプス
- エナメルが艶感あって好感もてるパンプス
- バックリボンも人気が高い
- ヌーディーカラーのパンプス
品を損なわない装いが喜ばれるというわけですね。そこで問題なのがストッキングです。フォーマルな場所で素足はマナー違反ですので、必ずお呼ばれの席ではストッキングを身に付けましょう。パンプスに響かないように、透明色や肌色がマナーとしてはお勧めです。
パンプスなら何でも良いの?

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実は、結婚式に履いていくパンプスにもマナーがあるんです。仕事ができる人はまず靴を見ると分かるくらい足元は大切なんですね。色も暗黙の決まりがあるようで、原則として次のような要件に絞られてきます。
- 色は奇抜過ぎない
- デザインの個性が強すぎない
- アニマル系のファッションは避けておく
- マニッシュなシューズよりはパンプスを選ぶ
- 色はシルバーが人気色となっている
- ドレスに合ったパステルカラーのパンプスは高評価
つまり、女性らしい服装とパンプスで上品さを出すファッションがマナーも良いため好まれるということですね。ボーイッシュなママも結婚式の時には、しっとりした上品な女性らしさで過ごせると今後の「相手から見た貴女」の評価も楽しみな結果が待っているのではないでしょうか。
白のパンプス・黒のパンプス
ちなみに白い色のパンプスや黒のパンプスは出来るだけ避けて出席をしましょう。白は、結婚式の日は花嫁さんの色として他の人は使わないようにしてあげるのがマナーでもあります。小さな子どもに白い靴を履かせたり、白のドレスを着せるのは問題ない場合が多いです。
そして黒のパンプスを避ける理由は、お葬式を連想させるからです。結婚式は、新郎新婦はもちろん両家の親族にとっても、人生の晴れの門出に当たります。そこへ人生の終わりを連想させてしまうと、マナーが良いとは決して言えませんよね。
アレンジで華やかに
例えば、黒のパンプスに似合うドレスだと、全否定をするのではなくアレンジをしてみるとグッといい感じに仕上がります。ビジューやリボンを組み合わせたり、パール系、ゴールド系など輝きのある飾りを加えることで雰囲気も華やかに変わって映えます。
NGパンプス

おしゃれに決めるパンプスなのに、何がいけないんだろうと思う人も多いことでしょう。一般的なおしゃれで履くには問題なく可愛いパンプスなのですが、1つずつ理由を見ていきますね。
配色が2色のパンプス
- バイカラーパンプス(2配色のパンプス)
これも親族からすると良い感じはしないようです。バイカラー、つまり2色は、2つがはっきりと分かれていることから「離婚」をイメージするようです。始まる前から終わりをイメージさせるのも出来れば避けてあげたいパンプスとなっています。
つま先が出ているパンプス
- つま先 ➡ 妻が先 ➡ 妻が先立つ
極端な例なのかもしれませんが、結婚式という人生の門出にはふさわしくないようです。特に、年齢の高い方が出席される披露宴会場では、マナーを知らないのかと冷たい視線を浴びることになる可能性が高くなります。そう考えると、つま先の隠れた別のパンプスで出かけるのが常識がある結婚式の参加となるので良いですね。
つま先を隠したパンプスで、かかとも出来れば隠れるパンプスを選んでくださいね。かかとの部位を踏んだりするのも良くないので、普段から意識をして心掛けておくと、いざという時に困らないので挑戦してみてください。
夏用のサンダル
お友達とランチをするなどでは可愛いサンダルも、やはりNGとなってしまいます。結婚式では新郎新婦の両家の親族が集まっています。その人たちは、紋付き袴だったり、フォーマルな装いをしていらっしゃることが多いのですが、そこへご招待を受けた人が普段履きにしているサンダルを履いているとどうなるでしょう。
- 結婚式へ参加することはフォーマルな席なのだと意識する
- 普段履きで結婚式へ行くと思われてマナー違反だと見られてしまう
新郎新婦の友人は「マナーが悪い」と、もしかしたら新郎新婦に恥をかかせてしまう可能性もあるので、そこは今流行りの忖度をしてあげてくださいね。
ヒールの高さ
ヒールの高さには、賛否両論ありそうですが、出来るだけヒールのあるものを選ぶ方がフォーマルな席ではふさわしいといえます。それも、5㎝ヒールが良いですね。ヒールが低すぎるより、高い方がドレスとのバランスも良くなります。
- 5㎝がベストの高さで上品に見える
- 無理はせずに低めでパンツスタイルを選ぶのもOK
ただし、赤ちゃんを連れているママや妊娠中のママは、ヒールの低いものを選んでくださいね。お祝いの席だからこそ、赤ちゃんの命を守って幸せを呼び寄せてあげたいものです。
ヒールの高さと太さの関係
パンプスのヒールは細い方がフォーマル感がアップします。しかし、どうしても高いのは苦手だなと思う人は、3㎝程度のヒールを選ぶと足が少し楽になります。※パンプスのヒールは高すぎると歩き方もぎこちないので、バランスを考えて5㎝前後でチョイスしてみてくださいね。
- ヒール細い>ヒール太い
また、ヒールが太いものはカジュアル感が高くなってくるので、フォーマルな席には不似合いとなりそうです。履けるようだったら結婚式の間だけ頑張ってみるのはいかがでしょうか。
色々なパンプスの種類

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最近は、画像のように押し花でオーダーメイドのパンプスが人気のようです。確かに、花弁1つの動きによって世界で一つだけのパンプスになりますから、結婚式のお呼ばれなど特別な日のために1足作っておくというのも素敵ですね。
- オーダーメイド
- へび等の爬虫類パンプス
- キャラクターのついた靴
- つま先やかかとを出したサンダル
- ヒョウ柄などの動物もの
- ミュールなどカジュアルなスタイル
押し花のオーダーメイドは素敵です。これからのお付き合いを考えると、一足記念に作っても良いかもしれませんね。
それにしても、こんなに個性の強いパンプスはあるんですね。友人や恋人、家族などとのお出かけには、自分の持つ魅力をアピールして個性を上手に光らせてくださいね。また、いろんな靴やパンプスとお洒落を思い切り楽しんでください。
最後にmama’sからママへのメッセージ

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最近は、流行はあるものの昔に比べると「いつでも何を着てもどこへ行っても大丈夫」という雰囲気があり、良い意味では流行に関係なくお洒落を楽しめることに繋がります。だけど、悪い意味では普段も特別もごっちゃになってしまって相手の特別感を踏みにじってしまう行為を「知らない間にしてしまう」ことが起こりがちです。
自分の考えでファッションを楽しむことを誰も止める権利はありませんが、それでは結婚式が勿体ないですね。だけど、せっかくのご縁でもあるし、そこは出来れば結婚式のマナーを知って少しでも結婚する人の幸せを願ってあげたいものです。
また、怪我をしている場合や妊娠している場合、そして赤ちゃんを連れているママなどはお世話する時に転ばないようなパンプスを選ぶ方が良いですね。おばあちゃん等の介助が必要な場合も、ローファーにパンツスタイルなどTPOに合わせた服装を選ぶようにしてください。
ひと工夫を入れて、参加したみんなが幸福のおすそ分けを頂けるように楽しい思い出を作れる1日にしてくださいね。