産後クライシス対策しないと離婚に繋がる?

産後クライシス
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出産後、イライラしてしまう事が増えていませんか?

育児の不安や夫に対する不満で悩み、離婚を考えてしまうことはありませんか?

もしかしたらそれは「産後クライシス」かもしれません。

今回は、産後クライシスに現在お悩み中の方や、これから出産を控えている方に知ってもらいたい対策方法をご紹介させていただきます。

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産後クライシスとは?

産後急激に夫婦仲が悪くなる現象のことです。

結婚し、子宝に恵まれ、幸せな家族団らんを思い浮かべながら妊娠中を過ごし、いざ出産したら体調はなかなか戻らないし、洗濯物は大量だし、4時間おきのミルクで眠れず毎日不眠状態。

やることが一気に増え、自分のペースで生活できないというモヤモヤした感情が芽生えてきたので夫に相談しようとしても、仕事のことで手いっぱいで育児は妻任せ。

子どもが寝てやっと少しだけ自分の時間を確保することができたと思い、ふと鏡をみたら涙があふれ出てきたり・・・

そんな生活が続いていくうちに、妻は夫に対する不満がつのり、夫への愛情が薄れて家事育児のみに集中。

夫はそんな生活の中で、妻と同じく不満が生じてお互いの溝が深くなってしまうのです。

男性の浮気が起こりやすい時期もこの頃が多いそうです。

この現象は夫婦仲だけではなく、社会関係にも悪い影響を及ぼすとも言われています

「産後クライシス」という言葉自体は、2012年にNHK総合の「あさイチ」でこの現象について特集が組まれた時に生まれました。

「クライシス」とは日本語で「危機」の意味です。

産後危機

言葉自体はそれほど古いものではありませんが、この現象自体に関しては、集団としての家族のありかたを研究している「家族社会学」などでは古くから大きな課題となっています。

何故起こるの?


女性は妊娠中、女性ホルモンの「エストロゲン」と「プロゲステロン」の分泌が増え、出産後はこれらが一気に減少して「プロラクチン」が増えます。

このように、数種類の女性ホルモンが急激に減増することにより、不安や不快感、ストレスやイライラ感がうまれるのです。

この、ホルモンバランスの乱れが産後クライシスを生み出す基礎となっています。

いつまで続くの?

ホルモンのバランスが安定してくる産後約1年で、この現象は落ち着いてくると言われています。

生理が再開して少し経った頃ですね。

ただ、体調には個人差がありますし、産後クライシスから他の問題が生じる場合もありますのではっきりとした期間は不明です。

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産後クライシスによる離婚

厚生労働省「人口動態統計月報年計(概数)の概況の同居期間別離婚件数の年次推移」の結果によりますと、結婚5年以内の離婚率がトップだということがわかります。

厚生労働省のHPで昭和60年からの統計をみることができるのですが、5年以内の離婚率がずっとトップなのです。

産後クライシスが、この原因の1つと考えられています。

夫婦仲が悪化する現象ですから、離婚に繋がってしまうのも理解はできますね。

ただ、先にも述べた通りこの現象はずっと続くわけではありません。

期間限定の現象ということを把握していれば、後悔に繋がる離婚は避けられるはずです。

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後悔しない産後クライシスの改善対策とは?

現在お悩み中の方へ

とにかく、悩みや不安をひとりで抱え込まないでください。

夫、気心の知れた友人、夫以外の家族、誰でもいいので悩みや不安を打ち明けてみましょう。

「夫はあてにならない」と思うかもしれませんが、それは産後クライシスが原因でそう思っているだけなんだと自分に言い聞かし、話し合いの時間を持ちましょう。

頼れないからと頼らずにいるのは夫婦仲が悪化するだけで、その後の不安しか望めません。

不安なことを話してみたり、小さなことでも夫の行動でうれしかったことや助かったことがあった場合はしっかり言葉にして伝えてみましょう。

近しい方へは相談しづらい

そのような場合には自治体運営の「子育て支援センター」に相談するのもおススメです。

支援センターには子どもが遊べるスペースがある場合も多いので、気分転換にもなります。

悩んでいる時は、長時間家にこもっていると不安がつのるばかりなので、是非活用してみましょう!

出産を控えている方へ

愛おしい我が子に会えて幸せなのは変わりませんが、産後の理想と現実は少しずれがあるかもしれません。

出産前からできる対策の1つとして、出産準備があります。

出産準備は是非、ご夫婦一緒に行って下さい。

洋服の素材や縫製などから新生児のデリケートさを実感できますし、ミルクなども一緒に選ぶことにより、睡眠間隔やミルク量なども一緒に覚えることができます。

知識の共有は大切です。

その流れから、産後の役割分担などの話に繋がる事が出来るのが理想です。

あなただけではダメなのです

ホルモンバランスの乱れから起こる現象かもしれませんが、夫婦で一緒に乗り越えるべきことです。

厚生労働省は男性も育児休暇を取得しやすい環境を目指しています。

2010年には、男性がもっと積極的に育児に参加できる環境を社会全体で作ろう!と「イクメンプロジェクト」も発足しました。

イクメンプロジェトのツイッターもありますよ♪

育児休暇や両立支援制度についての情報はもちろんのこと、雨の日の遊びのアイデアや食べ物の好き嫌いについてなどの日々の生活情報なども満載で見ごたえがあります。

しかし、厚生労働省の「平成29年度雇用均等基本調査」の結果からみる育児休暇取得者の割合は

  • 女性 83.2%
  • 男性 5.14%

男性は育児休暇を取りにいのが現状のようです。

育児休暇は取れなくても、子どもは2人の子どもなのですから頼るところはしっかりと頼って、「夫」としても「父親」としても必要不可欠なんだということをリアルに自覚してもらうことが大切です。

女性は出産の痛みを乗り越えて母親になり、その後も赤ちゃんがお腹を空かせて泣き出すと、自然と母乳が分泌されたりするため、我が子と繋がっているんだなと日々実感することができますが、男性の場合は、自身に身体の変化が起こるわけではありません。

この点は男性と女性のとても大きな違いだと思います。

妻側から、父親であると言う自覚を持てるように導く事が重要ポイントですね。

その時に、行ってはいけないことが1つあります。

それは、他のイクメンパパと比べてはいけないということです。

変にプレッシャーをかけてしまうと、客効果になってしまう場合があるからです。

「父子手帳」

自治体で「父子手帳」発行しているのをご存知ですか?

自治体により名称や内容は若干異なりますが、出産準備のことから、産後の育児情報がわかりやすく紹介されています。

父親実感アイテムとしてとても優秀です!是非手に入れていただきたいと思います。

※発行していない地域もありますので、まずはお住いの地域で発行の有無を確認してみてくださいね。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

産後クライシスは、思春期に起こる「反抗期」のように、誰にでも起こる可能性のある現象です。

夫婦間の亀裂の入り方によって修復機関や可能性は変わってきますが、離婚して何年か経ってから「あの時は離婚クライシスだったのかもしれない」と後悔はしたくないですよね。

今現在お悩みの方は今すぐに対処法を実践してみてください。

そして、出産を控えている方は頭の片隅に入れておいてくださいね。

今回は「産後クライシス」についてご紹介させていただきました。

是非参考にしてみてください。

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