七夕の季節。
「短冊のお願い事、なにを書こうかな~?」
なんて、特にお子さんがウキウキしながら考えます。
今回は、七夕で願い事が叶う短冊の書き方についてご紹介します。
お子さんが願い事にどんなことを書くか悩んでるときに、内容自体はお子さん任せでも、「こういうふうに書いたら願い事が叶うよ~」ってぜひ教えてあげてください。
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七夕について

お子さまでも大人の方でも、七夕と言えば「おりひめとひこぼしが1年に1回だけ会える日」ですよね。
雨が降ったら二人は会えないという話は有名ですが、会える会えない両方の説があるみたいですよ。
七夕は、五節句の1つです。
季節の変わり目を祝うのが節句ですが、五節句は、節句の中でも季節を彩る代表のようなものです。
- 1月7日 人日(じんじつ)
- 3月3日 上巳(じょうし)
- 5月5日 端午(たんご)
- 7月7日 七夕(たなばた)
- 9月9日 重陽(ちょうよう)
が五節句すべてになります。
七夕という行事は、
- 棚機(たなばた)
- おりひめとひこぼしの伝説
- 中国行事の乞巧奠(きこうでん)
の3つが合わさってできたものであると言われています。
棚機は、織物を織るための機械なのですが、神様を迎えるために着物を織って棚にお供えをしていた棚機女(たなばたつめ)と呼ばれる女性がいました。
そうやって秋の豊作を祈ったり、人々のけがれを払っていたとされています。
乞巧奠は、中国で7月7日に、織女星(しょくじょせい)にあやかってみんなはた織りや裁縫の技術が向上するようにお祈りをしていた行事です。
短冊以外の飾りの紹介
- 千羽鶴(せんばづる)
- 紙衣(かみこ)
- 投網(とあみ)
- 巾着(きんちゃく)
- 屑籠(くずかご)
- 吹き流し(ふきながし)
- 提灯(ちょうちん)
といった七夕かざりがあります。
これらも短冊と一緒に飾りましょう!
七夕で願い事が叶う短冊の書き方

短冊を書いていい枚数に決まりはあるの?
短冊は1枚だけにしないと願い事は叶わないなんてことはあるんでしょうか。
1つに願い事を絞るのは難しいって人もきっといますよね!
答えとしては、短冊は何枚書いてもOKだそうです!
願い事をあれこれ書きたい欲張りさんでも大丈夫ですね。
さすがに短冊何百枚とかはやめておきましょう!
七夕で願い事が叶う短冊の色選び

短冊の色によって異なった意味があるのはご存じでしょうか?
自分の願いごとの種類によって、短冊の色を選ぶようにしましょう!
赤・青・黄・白・黒の五種類が短冊の基本色になります。
赤は、儒教の五徳のうちの「礼」にあたります。
両親や先祖への感謝の気持ちをあらわすような願い事を書きましょう。
青は、儒教の五徳のうちの「仁」にあたります。
自分の短所や苦手なことを直せるように・人間的魅力の向上など、自分の成長を願うようなことを書くと良いです。
黄は、儒教の五徳のうちの「信」にあたります。
友達関係・家族関係など、人間関係の向上に関する願い事を書きましょう。
白は、儒教の五徳のうちの「義」にあたります。
規則を守る・義務を果たす・自分で決めたことをきちんと守るといったような願い事を書きましょう。
黒は、儒教の五徳のうちの「智」にあたります。
学校の成績・受験・資格試験など、学業の向上に関するお願い事を書きましょう。
短冊の願い事の文末の書き方
七夕の短冊でありがちなのが、「◯◯になれますように」というパターンですが、これはNGです。
「◯◯になります」という感じで、断定するように書きましょう。
断定形で書くのはちょっとためらってしまうかもしれませんよね。
でもこれこそが、願いが叶える秘訣。
断言して最終的に願いを叶えられることを、自己成就予言と言います。
たとえ根拠がなくても、自分の願いが叶うようにするために無意識のうちに自分の行動が変わり、結果としてその願い事を叶えられるというわけです。
七夕の短冊で願いが叶うというより、心理学的な願いの叶え方になってしまうのですが…
なので、短冊でお願い事をするとき以外でも、「◯◯になる!」とまわりに宣言したほうがよいですよ!
受験のときは特にそうしましょう!
「合格しなきゃ恥ずかしい」ってどこか心の奥で思えるのでがんばれると思います。
お子さまであれば、「ケーキ屋さんになりたい」「サッカー選手になりたい」といった断言じゃなくてもいいかもしれませんね。
短冊に書く願い事の内容について
短冊の願い事は、自分やまわりの人のなにかの向上になること・自分でもがんばることを書きましょう。
自分の努力なしにねだるだけのことはあまりよくありません。
七夕で願い事が叶う短冊の書き方の例
ここでは、先にご紹介した色別の短冊に合わせた例文をご紹介します!
赤色の短冊に書く例
感謝の気持ちを表すような願い事が良いので、
「お母さんがずっと元気でいられますように。」
「今まで育ててくれたお母さんに親孝行する。」
といったことを書くのがよいでしょう。
「誰々がこういられますように」となるものは断定形では書きにくいことが多いかもしれませんね。
青色の短冊に書く例
ピーマンが苦手なお子さまには、「ピーマンを食べられるようになります。」なんていいですね。
でもお子さんも努力も大事ですが、お母さんお父さんもピーマンを食べられるような工夫をぜひしてあげてくださいね。
黄色の短冊に書く例
小学生の入学したての時期などのお子さんであれば、「これからおともだちをたくさん作ります。」なんかいいでしょう。
「おともだちをたくさん作りたいです。」と書きがちですが、そこをお母さんお父さんがぜひ「作りますにしよう!」って言ってあげてください!!
きっと実際に、お子さまにはお友だちがたくさんできますよ。
今なんとなく友達関係が薄いなと思って悩んでいるなら、「これから一番の親友ができるようにします。」といった願い事がいいかもしれません。
わたしも実際、次の七夕にはこう書きたいものです。
白色の短冊に書く例
白の短冊は特に、決意などを断定形で書きましょう。
例えば授業をさぼりがちな人であれば、「毎回ちゃんと授業に出席します。」
早起きが苦手であれば、「毎朝7時にちゃんと起きます。」
といった感じですね。
短冊できちんと宣言したら、きっとあなたも変われますよ!
黒色の短冊に書く例
学業に関するお願い事がいいので、
「◯◯大学に合格します!」
「次の英語の定期テストでは90点以上取ります。」
「次のTOEICでは◯◯点を目指す!!」
といった感じがいいでしょう!
みなさん、短冊で宣言してから勉強がんばってみてください!
NGの願い事一覧
「◯◯のおもちゃがほしい。」
特にお子さんは書きがちですが…
ものをねだるだけのお願い事は自分の努力無しなので、さきほども書いたように基本的に良くないです!
自分の努力も必要とするお願い事にしましょう!
「◯◯(人の名前)が不幸になりますように。」
他人の不幸を願うようなことは書いてはいけません。
大人なら言わずとも分かると思いますが、お子さんが書こうとしてたら止めてあげてくださいね。
「痩せたい」という場合でも、デブといった言葉は使わないようにしましょう。
お願い事にネガティブな言葉はよくありません。
「ダイエットしてきれいになる!」などのほうがよいでしょう。
まとめ
今回は、七夕で願い事が叶う短冊の書き方の例についてご紹介しました!
いかがだったでしょうか?
七夕は、「こうなりたい自分」と向き合う貴重な機会でもあります。
せっかく短冊に書くなら願い事が叶う書き方をしてみましょう!
みなさんの願い事が叶うことを祈っています!!