夏休みになったら、お子さんと一緒に浴衣で夏祭りや花火大会にお出かけする計画を立てているママさんも多いのではないでしょうか。
浴衣選びやヘアスタイルは気合いが入るものの、意外と盲点になるのがメイクです。
浴衣のメイクなんて何でもいいと思っていませんか?
実は、普段のメイクと浴衣のような和装に映えるメイクは全く違います。
そうかといって、20代の頃と同じメイクにすると幼く見えてしまい、“艶可愛い”から遠のいてしまいます。
今回は、ママさん世代に似合う、おすすめの艶カワ浴衣メイクをご紹介します。
Contents
浴衣メイクの3つのポイント

おすすめ浴衣メイクを紹介する前に、まずは3つのポイントを意識しておきましょう。
①ナチュラルメイクを意識しよう
和装は洋装よりも色や柄がハッキリしているため、それに負けないよう普段よりしっかりとメイクするというのが着物メイクの定説ですが、ママさん世代に似合う浴衣メイクのテーマは、ずばりナチュラル&ポイントメイクです。
浴衣は和装における夏用の普段着的な気軽な存在であったため、昔の人も着用時には薄化粧が基本でした。
そうした歴史もあり、美しい素肌感を演出するナチュラルメイクは浴衣との相性もバッチリなのです。
浴衣メイクにおいて、主役になるのは目元と口元。
この2箇所は特に重点的にメイクするようにしましょう。
②メイクの色は最低限にすることを意識しよう
浴衣メイクはあまり多くの色を取り入れるとゴテゴテした印象になり、どこの視線を合わせていいのかわかりにくくなるため、使用カラーは最低限にすることも大切です。
浴衣の色に合わせてメイクの色の傾向も統一しておきましょう。
③その年のトレンドも取り入れてみよう

引用:https://pierrotshop.jp/blog/archives/9159
その年のトレンドを適度に取り入れていくのも、浴衣美人になるための第一歩です。
2019春夏コレクションでは、トレンドカラーであるペールトーン(※パステルカラーをさらに淡くした色のこと)のオレンジやイエローを取り入れたメゾンが多くみられたそうです。
また、資生堂が1年に2回発表しているトレンドメイクアップによると、2019年春夏のトレンドキーワードは「ネオ・フェミニン」。
全部取り入れるのはかなり難しいですが、取り入れられそうだなと思ったらチャレンジしてみましょう。
メイクアップは、半年前に比べて急激な変化が見られました。全体的に「化粧感」がアップし、肌はカバー感のある仕上がりに。また、すっきりとした眉、オレンジ系の目もとには繊細なアイライン、はっきりと輪郭をとる口もとなど、洗練度も上がってきており、少し前の「モテる顔」とは異なる、新しい「フェミニンな顔」が人気となっています。
引用:資生堂グループ企業情報サイト 2019年春夏のトレンドメイクアップ&ヘア提案 今季のキーワードは「ネオ・フェミニン」(https://www.shiseidogroup.jp/news/detail.html?n=00000000002609)
肌

引用:https://www.esteelauder.jp/dw#anchor03
夏祭りや花火大会は真夏に開催されるため、夜まで暑いですよね。
動き回るとすぐに汗が出て化粧が崩れてしまうため、下地には皮脂崩れに強くテカらないものを選ぶと良いでしょう。
20~30代のママさんはツヤ肌とマット肌の中間であるセミマットな肌、30代~40代のママさんは上品な大人の印象を与えるマットな質感のものがおすすめです。
下地と同じく、皮脂崩れや汗で流れるのを防ぐために、ファンデーションの量は極力少なめにしましょう。
もちろん、ファンデーションがいくら薄付きとはいえ、しみやくすみなど気になる箇所はしっかりとカバーするようコンシーラーでカバーすることも忘れないでください。
仕上げにフェイスパウダーやお粉をはたけば、素肌のようなナチュラル肌の完成です。
■まとめると…
- 下地は皮脂崩れに強いものを選ぶ
- マットな質感のファンデーションを使う
- ファンデーションの量は少なめに!
- しみやくすみなど、気になる箇所はコンシーラーでカバーする
- 仕上げはフェイスパウダーでサラサラな質感に仕上げる
アイメイク

引用:https://onlineshop.suqqu.com/shopdetail/000000000534/
目元は浴衣メイクの主役の1つです。
正装の着物では濃いめのアイメイク仕上げることが多いですが、浴衣の場合は盛りすぎないようすっきり仕上げるのがポイントです。
アイシャドウは浴衣の色に合わせても良いですし、流行色のオレンジを取り入れるのもおすすめです。
オレンジは原色に近い色だと浮いてしまうため、柿色や赤茶色など少しくすみや渋さが感じられるオレンジであれば肌に馴染みやすいですよ。
アイラインは目力強めのぱっちりラインではなく、目尻を強調して切れ長にするだけでOKです。
マスカラやつけまつげも、ナチュラルに見えるものを選ぶようにしましょう。
人間の眉の色は、実は黒さの中に青色もやや含んでいるため、肌に馴染むよう茶色などの赤みのあるアイブロウアイテムで描いていきます。
眉のラインはやや短めかつ普段よりも濃く太め、直線的に描いていくのが和装メイクのポイントです。
■まとめると…
- アイシャドウは浴衣の色に合わせるか肌に馴染みやすい色を選ぶ
- アイラインは目尻を強調するだけ
- マスカラやつけまつげはナチュラルに見えるものを選ぶ
- 赤色系統のアイブロウを使う
- 眉のラインは、やや短めかつ濃く太め。直線的に描く
チーク

引用:https://www.cosme.com/products/detail.php?product_id=146454
和風美人に見せるためには、チークは低めの位置でふんわりと入れるのがポイントです。
色はマット肌に馴染みやすいブラウン、大人っぽさを演出するオレンジ、血色を良く見せるピンク系統の色などがおすすめです。
浴衣の色や柄、肌の色に合わせて選びましょう。
■まとめると…
- チークは普段よりも低めの位置にふんわりと入れる
- 色はブラウン、オレンジ、ピンクがおすすめ
リップ

引用:https://web.hh-online.jp/hankyu-beauty/goods/index.html?ggcd=B1890240
リップは浴衣メイク最大の主役。
ここを失敗してしまうとこれまでの浴衣メイクも台無しになってしまいます。
浴衣メイクのリップカラーの鉄則は、自分の唇の色と似た色を選んでナチュラルテイストに仕上げることです。
リップの質感も色と同じくらい重要です。
同じ商品でも発色やツヤ感は個人差があるため、お店で実際に付け心地を試してみることをオススメします。
リップは全体的には薄めに付けていきます。
輪郭はリップライナーでくっきりさせると洗練された印象になります。
ただし、浴衣メイクでグロスを使うのはあまりおすすめできません。
グロスはツヤ感を演出してくれますが、ゴテゴテになったり、垂れてべたべたになったりしがちです。
もしも付けたいなら、唇の中心あたりに軽くつけるくらいでOKです。
■まとめると…
- リップのカラーは自分の唇の色と似た色を選ぶ
- 全体的に薄めにつけ、輪郭はリップライナーで強調する
- グロスは基本的にNG
「浴衣メイク!ママ世代のメイクを艶可愛く!」のまとめ

今回ご紹介したポイントを意識すれば、凜とした中にも湯上がりのような色気を感じさせてくれる、ママさん世代にピッタリの浴衣メイクの完成です。
よそ行きのようにがっつりメイクしたい気持ちを抑え、普段のメイクから引き算することが大切です。
浴衣に負けないくらいメイクにもこだわって、素敵な夏を過ごしてくださいね。