「パート代ってどれくらい稼いでいるの?」
「家賃って払い過ぎなのかしら?」
気にはなるけれど、お金のことって聞きにくいですよね。
パート代、賃貸事情を見ながら、今後の生活を考えていきましょう。
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シングルマザーのパート事情
シングルマザーのパート代
一概には言えませんが、子どもが小さいうちは月10万以下の人が多いです。
いくら保育園に入れたからといって、子どもが病気をすれば仕事に行けないことも多いからです。
子どもが大きくなり、安定して働けるようになると、10万~15万くらいの人が多いです。
パートだけでも生活はできます
シングルマザーは「児童扶養手当」などの公的支援があるので、生活はできます。
また、死別の場合は「遺族年金」、離婚の場合は「養育費」で足りない分を補う人もいます。
しかし、子どもの将来を考えると、生活はできるけれど「貯金はできない」では不安です。
少しでも「貯金」できる家計にしていきましょう。

シングルマザーの節約方法
まず、「貯金」のやり方は2つです。
「収入を増やす」か「節約する」です。
ここでは「節約する」方法を紹介します。
「食費」「光熱費」など節約する方法はたくさんありますが、一番「節約」の効果が出るのが「固定費」なのです。
「固定費」とは、1カ月にかかる出費の中で、払うお金が変わらない物を指します。
具体的には、「家賃」「保険代」などです。
特に「家賃」の占める割合が大きいです。
「家賃が高く」生活に支障を起こしている「シングルマザー」は多いです。
「シングルマザー」の賃貸事情を考えていきましょう。

シングルマザーの賃貸事情
シングルマザー家賃の平均
ある住宅情報会社の調査によると、「シングルマザー」の家賃の平均は約5万円ほどでした。
また、「首都圏」だけを見ていると約7万円ほどで、全国平均よりさらに2万円高かったです。
一般的に「月収(手取り)」の3分の1~4分の1くらいが理想とされていますので、この調査結果では「パート勤めのシングルマザー」にとって「家賃」は生活を圧迫する大きな要因になることが分かります。
シングルマザー家賃の節約の方法
<公営住宅>
最初に考えるのは「公営住宅」に住むことです。
「公営住宅」とは、「地方公共団体」が建てた「低所得者向けの賃貸住宅」です。
「県営住宅」「都営住宅」「市営住宅」などがあります。
「家賃」は収入に応じて決まるので、「パートで働くシングルマザー」にとってかなりの節約になります。
だいたい1万円から4万円の間で支払っている人が多いです。
ただし、「家賃」が安いので希望する人も多いんです。
場所によっては、普通の賃貸物件より便利なところに建てられている場合もあるので、その場合はより希望者は多くなります。
「希望者」が多い場合は、「抽選」になり「当たった人」が「公営住宅」に住むことができます。
「募集の仕方」「シングルマザーへの対応」などは、市区町村によってかなり違います。
一般的には「年に3~4回の募集」「シングルマザーが入りやすい配慮」などある場合が多いので、まずは住んでいる市区町村に聞いてみましょう。
<住居手当・家賃補助制度>
「公営住宅」がダメでも節約する方法があります。
それが「住居手当・家賃補助制度」です。
「シングルマザー」だと「住居手当」の対象になる人が多いです。
ただし、これは国の制度ではなく市町村の独自の制度なので、「住居手当・家賃補助制度」がないところもあります。
住んでいる市区町村に聞いてみましょう。
<家賃の更新時にやってみる節約>
今住んでいるところは、人気がある賃貸でしょうか。
もし、住み始めた時より「空き部屋が増えた」のなら、ぜひ自分の住んでいる賃貸の情報を調べてみましょう。
人気がないため「空き室」が増えた大家が、「家賃」を安くしている場合があるからです。
同じ間取りなのに、隣の「空き部屋」の家賃が安く貸し出されたりしている場合は、大家か仲介業者に「家賃を安くする交渉」をするチャンスです。
あくまでも「安くなるかもしれない」ですので、「隣がこんなに安いからこっちも安くて当然」という態度になると人間関係に亀裂が入ってしまいます。
「シングルマザーで、できるだけ出費を抑えたい」と情に訴えかけましょう。
安くなればラッキーです。
反対に近くに便利な建物ができた時は、危険です。
「家賃」が更新時に高くなる可能性もあるからです。
もし「家賃」が高くなったらどうしようか、考えておくのも大切です。

<実家に住まわせてもらう>
もし実家に頼れるなら、実家に住むのもいいでしょう。
ただし、この時に注意するのは、ダラダラと住んではいけません。
最初から、期間を決めその間にしっかり「貯金」をすることを念頭に置いてください。
自分の教育方針と両親の教育方針は、必ず違います。
時代も価値観も違います。
自分1人なら我慢できることも、子どものことを考えると無理なこともでてくるでしょう。
「公営住宅に当たるまで」「子どもが小学校に上がるまで」など期間を必ず設けましょう。
「実家住まいのシングルマザー」の中には親に「家賃」を払う人もいますが、これはあまり賛成できません。
実家に住むことで、「公的支援」が減る可能性が大きいからです。
また「家賃」を支払うことで、両親への感謝の気持ちが減ってしまう人がいます。
両親には、「自立のための貯金」をすることをしっかり理解してもらい、「家賃」を払わない方がいいです。
むしろ「家賃」を支払わない代わりに、この2つのことをしましょう。
- しっかり両親の話を聞く。
- 両親に常に感謝を伝える。
特に「両親の話を聞く」は、かなりのストレスが溜まることが予想されます。
しかし、「家賃代」「期間限定」と考えれば我慢しやすいです。
話は逸れますが、もし実家に住むことができるなら、その期間に「国家資格」など「正雇用できる資格」をとることに費やしてもいいでしょう。
安定した収入は、あなたと子どもの自立に一番大切なことです。
両親が元気なうちにしっかり援助してもらい、両親が老いた時はしっかり恩を返す気持ちで接することも素敵です。
家賃以外の節約方法
「固定費」を見直すことが、節約には効果的というお話をしました。
「家賃」以外にもう1つ節約に効果的なものがあります。
「保険」です。
学資保険
まず子供のことを考えた時、「学資保険」を真っ先に考える人が多いと思います。
もし、もう加入しているなら、それを変える必要はありません。
むしろ「中途解約」はかなり損をするので、頑張って支払っていったほうがいいでしょう。
もし、加入を考えている人がいたら、「学資保険」はお薦めしません。
なぜかというと、「学資保険」は「中途解約」するとかなり損をする「保険」なのです。
「シングルマザー」だと、生活の急変は十分考えられます。
「学資保険」の変わりに「積み立て貯金」をしていれば、どうしてもお金が必要な場合そこから出すことができます。
もちろん損にはなりません。
「学資保険」は「中途解約」ができにくいため「強制的にお金を貯める」ことには適していますが、余裕がない場合は入らないほうがいいでしょう。
貯蓄型より掛け捨て型
「死亡保険」「三大疾病保険」「医療保険」さまざまなタイプの保険があります。
見直すべきは、「貯蓄型」の保険です。
万が一のときの保障だけではなく、満期になればお金が返ってくる保険を「貯蓄型保険」と呼ばれています。
「学資保険」も一緒です。
もちろん余裕があれば安心な保険ですが、貯蓄する分毎月の保険料は高くなり、中途解約すると損をする保険がほとんどです。
「掛け捨て」保険は、万が一に保障してくれる保険です。
お金が返ってくることはありません。
しかし、毎月の保険料は安く、生活を圧迫することはないでしょう。
ぜひ、「保険」を見直していきましょう。

まとめ
シングルマザーにとって収入を上げることは、簡単ではありません。
しっかり「家賃」「保険代」などの固定費を抑え、月々の支出を減らしましょう。
そして、子どもだけでなく、いつも頑張っている自分にも「ご褒美」をあげましょう。
ママの笑顔が子どもにとって、一番の「ご褒美」ですから。