シングルマザーは、1人の収入で家族を養わないといけません。
しかし、それでも「貯める」ことは可能です。
「お金の貯め方」の基本を理解し、今日から貯金していきましょう。
Contents
基本1 現状を知る
現状把握する理由
「節約の知恵」は、雑誌、ネットなどたくさん紹介されています。
しかし、全てあなたに必要でしょうか?
例えば、料理上手で食費をそんなにも使っていない人がいます。
その人が「節約料理」に励んだところで、節約できるお金は少ししかありません。
人それぞれ、「節約」するポイントがあります。
まずは、自分の「節約ポイント」を見つけましょう。
現状把握の方法
把握する方法は、たくさんあります。
代表的な3つを紹介します。
- 「家計簿」項目ごとに使ったお金を記入して、使ったお金を把握する方法です。
- 「袋分け家計簿」1カ月または1週間、使えるお金を項目ごとに袋に入れて、その袋の残高で把握する方法です。
- 「メモ書き家計簿」項目を決めず、使ったお金をメモし、使ったお金を把握する方法です。
3つ紹介しましたが、方法はなんでも構いません。
大切なのは「お金の流れ」を知ることが目的です。
「1カ月の収入をどのように使ったのか」が分かればいいのです。
自分にあった方法をみつけ、まずは1カ月の「お金の使い方」を知ってください。
「現状把握」を続けましょう
1カ月の「お金の使い方」を見て、どう感じたでしょうか。
「少ししか使ってないと思っていたけど、1カ月にすると多いな」と思ったところがあったんじゃないでしょうか。
その反面、「トータルすると少しお金が余った」ということもあると思います。
実は、「お金の使い方」を意識するだけで、個人差はありますが支出は減ります。
「ダイエット」に「レコーディングダイエット」というダイエットがあります。
食べた物を書き出し、意識することによりダイエットできるというものです。
「お金の貯め方」も同じです。
まずは、意識が大切です。
もし「現状把握」を1カ月つけることができなければ、他の「現状把握」の方法を試してください。
自分にあった「現状把握」を続け「貯める意識を持つ」ことこそ、「貯金の第一歩」です。

基本2 節約する
「節約より収入増やしたらいいんじゃないの?」
そんなふうに思う人もいると思います。
間違ってはいません。
「収入」が「支出」より多ければ、必ず「貯金」できます。
しかし、ちょっと効率的ではないんです。
例えば、お風呂の浴槽を思い浮かべてください。
そこに水を溜めていくのですが、浴槽の底に無数の穴があると水は溜まりますか。
溜まりませんね。
できるだけ穴を塞いでから水を溜めたほうが、ずっと効率的です。
お金も同じです。
「支出」を減らしてから「収入」を増やした方が、ずっと貯まるのが早いです。
「お金を貯める基本」は「収入増」より「節約」を先にしてください。
80パーセントの節約
では、具体的に節約の説明に入ります。
まず、「1カ月の支出を見て、減らせそうだ」と思ったところはありましたか。
ぜひ、減らせそうなら減らしてください。
やり方は自由です。
あなたのやりやすい方法でやってみてください。
「これは絶対に節約したくない」
「この節約は無理だな」と思ったところもあったでしょう。
今回はここがポイントです。
もしあったら、その支出を80パーセントにはできませんか。
例えば、「おやつ代」に3000円使っていたとします。
それを 3000円×80パーセント(0.8)=2400円 にできないか、考えてみてください。
できなくてもいいのです。
でも、やってみると案外できるところもあります。
大好きな物を全く買わず我慢するのは、ストレスが溜まりうまくいきません。
しかし、その量を少し調節するだけで、お金は貯まっていきます。
それがわずかな金額であっても「塵も積もれば山となる」です。
イベント貯金
子どもがいると、絶対に外せないイベントがあります。
「誕生日」「クリスマス」「お正月」「入園式」「卒園式」「入学式」「卒業式」など、お金がかかりますね。
「どうしても12月は、貯金できない」という人も多いです。
そこで、1年にある「イベント」を書き出し、予算を考えてみてください。
その「イベント予算」を12カ月で割り、月々「イベント貯金」します。
そうすることで本来の貯金を崩さず、イベントを楽しく過ごせることになります。

保険の見直し
「保険」は「シングルマザー」だからこそ、入っておきたいものです。
「自分に何かあったら」と考えると、「保険」に何も入らないのは怖いですね。
しかし、「シングルマザー」だからこそ、お安くすませられるところもあります。
その一つが「医療保険」です。
「シングルマザー」は「医療費助成制度」などがあり、公的支援が充実しています。
「医療保障」が充実していると安心ですが、その分保険代も高くなるのでしっかり見直してみましょう。
また「貯蓄型の保険」も保険代が高くなります。
もちろんお金は返ってくるのですが、子どもが小さい間の保険料はできるだけ抑えたいものです。
まだ子供が小さい間は「掛け捨て型の保険」も検討してください。
お金は返ってこなくても、少額で大きな保障が受けられます。
基本3 収入を増やす
次は「収入を増やす」です。
仕事に育児に家事と、時間は全くない状態かもしれません。
そんな人は、できなくても全く問題はありません。
無理は禁物です。
まずは「現状把握」と「節約」を頑張れば、「貯金」はできます。
この2つを頑張りましょう。
ポイント活動
最近「ブログ」や「インスタ」で話題になっている「ポイント活動」略して「ポイ活」です。
ただし、「ポイント活動」で稼ぐとなるとかなり時間がかかります。
多くの「ポイント活動」で稼いでいる人は、「ブログ」や「インスタ」などで多くの人を集めて、その人たちが「ポイント活動」することにより「紹介ポイント」を稼いでいるのです。
時間がない人にとっては難しいことです。
しかし、時間があれば試してみる価値はあります。
また、日ごろネットでよく購入する人は、今よりポイントが稼げる方法はないか、探すのも立派な「ポイ活」ですよ。
ネットで稼ぐ
ネットで稼ぐ方法があります。
しかし、注意が必要です。
それが「詐欺(さぎ)」です。
ネットで稼ぐのに、最初に「登録料」や「講習料金」を請求するところからは、かなり危険です。
「詐欺被害」に合わないように気をつけ、ネットを活用しましょう。
具体的には、こんな「ネットで稼げる方法」があります。
- アンケートやモニター・・・企業のアンケートに答えたり、新商品のモニターをする仕事です。
- クラウドソーシング・・・記事を書いたり、ロゴを作ったり、音声の文字おこしなど「専門的」な仕事が多いです。
- アフィリエイト・・・自分の「サイト」を作り、そこに広告を貼り付け、サイトに来た人がその広告をクリックすることで収入を得られます。
- ハンドメイドマーケット・・・自分で作った作品をネットで売る仕事です。
- 個人販売・・・「メルカリ」や「ヤフオク」などで、物を売ります。

おまけ 貯金ができる人の特徴
「収入が少なくても貯金ができている人」には、ある特徴があるんです。
それは「家が片付いている」なんです。
そしてなぜ「家が片付いている」かと言うと、「物が少ない」のです。
子どもがいると、物は必然的に多くなります。
しかし、「貯金できている人」は、「本当に必要な物しか買わない」「買うときは、今あるものを捨てる(売る)」ということをしています。
貯金できる人は「もったいない」と物を溜めると思っていませんでしたか。
全く違います。
貯金できる人は、「物が少ない」ほど暮らしやすいことを知っているのです。
だからこそ、できるだけ家に物が入ってこないように気をつけます。
それが「支出を抑える」こと、つまり「節約」になっているのです。
もし、家の中がごちゃごちゃしてるなと感じたら、「片づけ」してみましょう。
一番大切なこと

「お金を溜めること」は「ダイエット」と似ています。
続けないと意味がないのです。
ぜひ、自分なりの「貯金術」を探してください。
無理な「貯金術」は続きません。
無理をして「リバウンド」しないことこそ、最強の「貯金術」なのです。