2人でやっても大変な育児を、1人でやる「シングルマザー」。
「お金」も1人で稼がなくてはいけません。
「お金がない」のも当たり前です。

特に「お金」の心配は、人に相談しにくく、1人で抱え込みがちです。
「今、お金がなく困っている」と切羽詰まった人も、
「このままでいいのかな?」と漠然と不安な人も、
これから紹介する情報で、不安を解消していきましょう。
Contents
緊急にお金が必要な人への解消法
親しい人にお金を借りる
まずは、親、兄弟、親戚、友人に相談し、お金を借りることです。
できるだけ包み隠さず、困っていることを話します。
恥ずかしがらず、ダメモトの気持ちでお願いしてみましょう。
「いやいや、できないから困っているの」
という声をあげたあなたに情報です。
それは、「外部からお金を借りる方法」です。

母子福祉資金貸付制度
これは母子家庭など「1人で子育てをしている人にお金を貸してくれる」公的貸付制度です。
良い点は、利子がない、あったとしてもとても低いのです。
ただ、悪い点もあります。
提出する書類が多い。
審査があるため、実際借りられない場合もある。
審査に通っても、実際にお金を借りるまで時間がかかる。
このようにデメリットもありますが、それ以上に「無利子」「低利子」で借りられるのは、見逃すことはできません。
ぜひお金に困った時は、利用してください。
カードローンで借りる
「え?すごい金利でしょ」という声が聞こえてきそうです。
しかし、大手の消費者金融は、「初回1カ月無利息」というサービスをしているところが増えました。
あくまで「1カ月」で返せる分だけ借りることをお勧めします。
「母子福祉資金貸付制度」の手続きをした後、もらえるまでの「1カ月」だけ借りてみてもいいでしょう。
公的支援をしっかり受ける
国にはたくさんの「シングルマザー」への支援、優遇制度があります。
全てちゃんと受けていますか。
ただし、市町村によって受けられる支援などは違います。
一番いいのは、お住いの市町村の福祉課などに話を聞くことです。
公的支援の話を聞くポイント
福祉課などに、話を聞きに行く時のポイントがあります。
それは、その福祉課の人が「シングルマザー」への福祉に詳しい人であるかどうかです。
福祉は「シングルマザー」の支援だけではありません。
「高齢者」「障がい者」などの色々な支援制度があり、全ての支援を理解している人は少ないのです。
「シングルマザー」の支援に詳しい人を呼んでもらうのが、ポイントです。
職員側も、自分の得意分野で話をするほうが、ずっと楽です。
具体的な公的支援
市町村・所得(収入)などによって変わります。
もらえないものもあるので、詳しくは福祉課などに聞いてください。
- 児童手当・・・子供がいればもらえます。
- 児童扶養手当・・・18歳までの子供がいるひとり親だともらえます。
- 児童育成手当(東京都)・・・東京都が独自に行っている支援です
- 住宅手当・・・母子家庭で20歳未満の子供を養育しているともらえます
- ひとり親家庭等医療費助成制度・・・医療費の自己負担分を市町村が負担してくれる制度です。
- こども医療費助成・・・上の「ひとり親家庭等医療費助成制度」が受けられなかった場合、
- この助成が受けられることもあります。
- 特別児童扶養手当・・・障がいがある場合、受けられる制度です。
- 母子家庭の遺族年金・・・夫を亡くした人が受けられる年金制度です。
- 寡婦控除(かふこうじょ)・・・死別、離婚のシングルマザーが受けられる所得控除です。
- 国民健康保険の免除・・・生活に困っている時、免除してもらえることがあります。
- 国民年金の免除・・・生活に困っている時、免除してもらえることがあります。
- 公営交通手段の割引・・・電車やバスの割引してもらえます。
- 上下水道料金の割引・・・上下水道料金を割引してもらえます。
- 粗大ごみの手数料を減免・・・粗大ごみの料金がかかりません。
- 保育料の免除や減額・・・これは住民税の金額で大きく変わります。住民税をしっかりチェックしましょう。
この他にも子供が就学した時に「就学援助制度」もあります。

売れる物は売る
今は「メルカリ」や「ヤフオク」など、個人で物を売ることが簡単になってきました。
ここでいきなりですが、「メルカリ」で意外と売れる物があるのです。
それは何でしょう。
正解は、「家電のリモコン」です。
テレビは壊れてないけど、「リモコン」の調子が悪い。
でも、メーカーに問い合わせても8年たつと生産は中止。
どこにも売っていない。どうしよう。
あ、「メルカリ」で売っている。買おう。
というケースが実によくあるのです。
このように、あなたにとっては完全に「無価値」だけど、誰かにとっては「ありがたいもの」となるケースもあります。
売れるかな?と考えず、とにかく売ってみましょう。
「メルカリ」や「ヤフオク」で売る
売るものの写真を撮ったり、説明文を加えたり、送料を考えるのはしんどいです。
しかし、自分にとっては0円のものがお金に変わります。
頑張って、売れるものは売っちゃいましょう。
リサイクル業者に売る
リサイクル業者が増えてきています。
段ボールに不要になったものを入れて送るだけで、現金に換えてくれるという手軽さがうけています。
しかし、個人で売るより査定価格はかなり低くなることが多いです。
でも、何もしないよりマシです。
「ブログ」で体験を売る
あなたの体験した「離婚」。今頑張っている「シングルマザー」のこと。
あなた自身が体験したこと、感じたことを、知りたい人はたくさんいます。
そこで、あなたの体験を「ブログ」に書き、その「ブログ」でお金を稼ぐということです。
ただし、「ブログ」は記事が複数ないと、収入である「アフィリエイト」や「アドセンス」の審査を受けることができません。
実際にお金を稼ぐには時間がかかりますが、やってみる価値はあります。

シングルマザーの仕事
シングルマザーの仕事は、子どもに左右されてしまいます。
子どもが病気になっても頼れる人が近くにいないと、仕事にはいけません。
そこで試してもらいたいことを紹介していきます。

マザーズハローワークで仕事を探す
「シングルマザー」の配慮のある会社を紹介してくれます。
会社は、善意だけで「シングルマザー」を配慮し、採用するわけではありません。
ハローワークからの紹介で、シングルマザーを雇用すると、「トライアル雇用助成金」など、報償が貰えるのです。
同じ「シングルマザー」が多く働く会社で働く
やはり経験しないと分からないことって多いですよね。
「シングルマザー」多い会社だからこそ、分かってもらえることも多いです。
求人等で「シングルマザー」を多く採用しているところを探してみましょう。
資格を取る
今は資格がないけれど、子どもが小学校に入った時に資格のある仕事がしたいという人。
そんな人にお勧めなのが、「自立支援給付金」です。
資格を取るための学校費用を60%ほど援助してくれます。
また、同じような制度で「高等職業訓練促進給付金」というのもあります。
もし、親に子どもを預けることができれば、将来の安定のため頑張ってみるのもいいですね。
最後に

昔よく「人様に迷惑だけはかけるな」と怒られませんでしたか。
しかしインドではこのように言うそうです。
「人は必ず迷惑をかけて生きている。だから人のことも許しなさい。」
今は1人で育児に仕事。とてつもなく大変です。
そんな時だからこそ「迷惑」かけて当たり前なのです。
子育てが一段落し、余裕ができた時に「迷惑」をかけた人に恩を返すつもりで
今はしっかり人に頼ってください。
1人の子育てですが、仲間はたくさんいます。